その1に続いてのまとめです。
二週間のインターンシップを体験して、法学部での講義に出てくる理論としての法律と社会での実務としての法律の違いや、差を感じることができたと思います。
講義での理論の前提やその要素となっている事項はその講義では軽く触れられるだけですが、実務ではより重要なもの、中心となるものであることを感じました。
例えば、人生の最大の買い物とも言われる不動産売買で権利を得たと証明できるのが登記をすることだと、普通一般的に考えられています。
そのため、講義に出てくる登記を介した法律上の問題点よりも、登記が適正・有効になされることの方が大事なことであるはずですが、講義等で法律を勉強していると法律上の問題点や理論のほうが大事であるように思えてきてしまいます。それは普段は教科書や参考書の事例にしか触れることはできず、実際に起こっている事件に触れることはできないこと、また、法律の勉強ではトラブルが起こることが前提であり、そのトラブルを解決することを勉強するといっても過言ではないことが主たる原因だと思います。
このインターンシップを通じて、生の事件に触れることができたのはいい経験になり、今後の勉強をしていく上で大事なことは何か、ということを常に考えていきたいと思います。
また、今勉強している民法、会社法、民事訴訟法を基礎とした研修内容が多々あったのですが、わからないことやあいまいなことが多くあり、勉強不足を痛感しました。今後はいろいろなことをふまえながら、勉強に励んでいきたいと思います。
司法書士の仕事は登記関係・後見関係・訴訟関係の仕事と多岐にわたっており、それを大方見学させていただいたので、仕事の概要ではありますが、どのようなものか知ることが出来たと思います。
私は法学部で勉強をしているにもかかわらず、登記所や裁判所に今まで行ったことはなかったのですが、付き添いで登記所の中を見ることや裁判の傍聴をすることができる機会を得て、教科書や参考書で知ることだけでは得られない実感を得ることが出来ました。やはり、身を以て体験することが一番だと改めて思い知らされました。
そして、司法書士の先生方や事務員の方の仕事の内容や、また、体験したことについてのお話は1人で勉強をしているだけでは決して知ることができないものばかりでしたので、今後の将来の指針を考える上で大変参考になりました。
このインターンシップで多くのことに気づくことや知ることができ、充実した期間を過ごすことが出来ました。
インターンシップを受け入れていただき、誠にありがとうございました。
まことに優等生の文章であります。当事務所でのインターンシップが、今後に役立てばと思います。
さあ勉強しよう